2012-01-01から1年間の記事一覧

明日のおまけです!

ギリシャの女性歌手、フレーリ・ダントーナキのハジダキスの歌曲集。 このレコードは私の、比較的入手困難で失いたくないレコードの5番目以内に入るものです。 とてもいい!現地じゃCD化されてるかもしれませんけどね。名盤です。プログレではありません…

関心の壺 第2回 「録音について」

12月16日(日) open16:30 start 19:00 関心の壺 第2回 「録音について」 出演: 柳川真法(Amephone) 宇波拓 角田俊也 於 l-e 大崎 録音についての話というと大体は技術の話になる。 AKGだB&Wがどうした ProToolsでどうのこうの、こういう話も面白いのだろうけ…

ストローブ=ユイレとタルコフスキー

象徴やメタファーによって表現する手法は、その背景を知らないと通用しない。 たとえば聖書の一節を映画に挿入された場合など、日本人には分かりにくいところである。 私は以前、タルコフスキーに心酔していた。 しかしストローブ=ユイレを知ってからはその…

真夏のシルエット

最近、時間的体験について考えている。例えば、丘の上にある樹木のシルエットがあなたの目に入ったとしよう。それに釘付けになるようなことはないだろうか。それは印象的な瞬間で、まるで絵画のようだ。あなたはその魅力を確かめようと、徐々に樹木に近づい…

高橋光一郎コレクション

去年のことだったと思う。横浜のレコファンでスチールギターのLPが安く出ていた。 どれも300円くらいで、ローカルプレスが多かった。 大阪のK氏がArea Code 615を紹介してくれてから、Barefoot Jerryあたりにハマった自分としてはスチールギターには興味…

企画告知2本

8月17日(金) 「関心の壺vol,1」 出演 宇波拓 志水児王 角田俊也 作家が自身が関心を持っている物・事を紹介しながら話し合うイベント。 初回の出演者は宇波、志水、と企画者である角田の3人。お客さんも交えて座談会的に行きます。 志水、角田は美術方面か…

「きこえないおと|Inaudible Sound」

椎木静寧キュレーション展 「きこえないおと|Inaudible Sound」 2012.6.23 - 2012.7.21 - 参加アーティスト:角田俊也、松井茂、森弘治 - Curator's Statement 昨年3月19日に実施する予定だった「きこえないおと」と題したイベントは、震災直後という状況下…

「夢野一族」

ちょっと前に読んだ本だがやはりこれは書いておこう。この本は夢野久作、一族、杉山一家について書いてある。 豪快な一族である。夢野久作の父である杉山茂丸、こいつは凄い。 もともと杉山家は黒田藩の末裔、武士の血を引いている。茂丸は戦争道楽、国事病…

二冊の本

最近読んだ二冊の本。どちらも美術の本だ。 一冊は「藤牧義夫 真偽」大谷芳久 もう一冊は某雑誌 特集「セザンヌにはどう視えているか」 前者に関しては、近いうちに感想を書いてみたい。凄い本である。 昭和初期に活躍し、忽然と姿を消してしまった天才版画…

共産圏ロック聴きたいですか?

共産圏のロックは、特に70年代はとても変です。 旧ソ連ではマスターテープを上書きし、ペレストロイカ以降は塩化ビニールのリサイクルをしていたので、原盤すら入荷できなくなったりしました。 誰も知らないので価値がつかない、ロックを勘違いした鉄のカ…

塾ボックス2でのパフォーマンス

Scenery of Vibrationについて 私は音に関する作品を作ってきたつもりだが、そのほとんどは、場所に向ける意識に関するものであることに気づいた。音の作品を依頼されるとき、その依頼者は「音の印象」についての作品を求めている。音を一切出さなくても音の…

塾ボックス「光」を観て

昨日、東谷隆司企画の塾ボックス第1回を観に行った。イベントの構成は哲学談義が交わされた後、ライヴが行われるものである。 哲学談義は、彼の旧友でもある中世哲学の研究科、鈴木敦詞を招き、西洋中世哲学の重要なテーマである「光」について語られた。 …

塾BOX

告知です。 https://www.super-deluxe.com/room/175/ 東谷氏の企画です。単なるアート・イベントとは異なります。 中世哲学の研究者がおりますので… しかし1500円とは…会場代payできるのか、参加者ながら余計な心配をしてしまいます。

カタリーナ・フリッチュはサウンド・アートではありません

ドイツの彫刻家、カタリーナ・フリッチュは数枚レコードを出している。 これは美術界の所謂マルチプル作品で、具体音の彫刻のようなもの、と解釈するのが正しいと言える。 フリッチュは自分の生活の中で出会った印象に残る事象を彫刻として表す作品である。…

フォレストリミット

今日は来月の展示の梱包作業をしながら明後日の鼎談の準備をしていた。 佐々木さんといえば音響派と聴取に関する考察をいくつか書かれている。 最近は大学でフィールド録音の講義もされているという。 沼倉氏と共に数回メールのやりとりしているが、佐々木さ…

2012年1月24日(火)

forestlimit talk show 【鼎談:聴く事について考えてみる】2012年1月24日(火) 19:00open20:00start 【パネラー】 佐々木敦(批評家) 角田俊也 (アーティスト) 沼倉康介 【企画概要】 「音」を「音響芸術(サウンドアート)」として聴取し、 あるいは批評す…

【ジャケ写】ORME ”Marinai”

これから、あまり硬く構えず気晴らしにいろいろ思いつきも書いていくことにします。 伊のプログレ、Le Ormeの82年のアルバム。 近年、別のタイトルでCD化されました。 このバンドは当時、伊らしい歌心のあるメロディーがスバラシかったのですが、E…