2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「夢野一族」

ちょっと前に読んだ本だがやはりこれは書いておこう。この本は夢野久作、一族、杉山一家について書いてある。 豪快な一族である。夢野久作の父である杉山茂丸、こいつは凄い。 もともと杉山家は黒田藩の末裔、武士の血を引いている。茂丸は戦争道楽、国事病…

二冊の本

最近読んだ二冊の本。どちらも美術の本だ。 一冊は「藤牧義夫 真偽」大谷芳久 もう一冊は某雑誌 特集「セザンヌにはどう視えているか」 前者に関しては、近いうちに感想を書いてみたい。凄い本である。 昭和初期に活躍し、忽然と姿を消してしまった天才版画…

共産圏ロック聴きたいですか?

共産圏のロックは、特に70年代はとても変です。 旧ソ連ではマスターテープを上書きし、ペレストロイカ以降は塩化ビニールのリサイクルをしていたので、原盤すら入荷できなくなったりしました。 誰も知らないので価値がつかない、ロックを勘違いした鉄のカ…

塾ボックス2でのパフォーマンス

Scenery of Vibrationについて 私は音に関する作品を作ってきたつもりだが、そのほとんどは、場所に向ける意識に関するものであることに気づいた。音の作品を依頼されるとき、その依頼者は「音の印象」についての作品を求めている。音を一切出さなくても音の…