Loop Lineの本

ここ数年、私にとってループラインに出演する機会が多かった。また観にいったイベントでも刺激や学ぶことが多かった。そして生ループや閉店の件も含め、昨年はループラインという場所が私の意識の特に大きな印象になった1年だった。
ついに冊子ができた。なかなか読みごたえがある本だ。

杉本拓の「実験音楽入門」を読んでほしい。
これは分かりやすく書かれている。
これを読んだ後、どんな意見が出てくるのか興味深い。
一節を引用してみたい。
実験音楽とは、何が音楽であるか、どのようにある音についてそれが音楽であるかないのかを認識するのか、そういう問題に対して思弁を活性化させ、さらにその思弁に対し実践で答える、そういった精神を持続させていく装置のひとつである

目次
実験音楽入門 杉本拓
・座談会(川口貴大・神田聡・坂本拓也・大城真・坂本由紀子
・「室内楽コンサート」へのオススメと私見 角田俊也
室内楽コンサート年表
・平間貴大インタビュー/坂本拓
・"Segments Project"を巡って 星 智和
・Segments年表
・編集後記

2010年12月28日発行 68ページ 定価1000円

必読ですぞ!